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【吉宗】裏鷹狩りの条件が1G連×2個以上なのはなぜ?[解説]

引用先:https://p-town.dmm.com/specials/3967

4号機時代から人気だった吉宗がスマスロになって登場し、現在も稼働が続いています。

天井が999Gに短縮され、裏鷹狩りという爆裂トリガーを引っ提げての登場により、一部のファンからは相当な支持があるんじゃないですかね。

 

また、有利区間開始から飲み込み具合によらず、1ゲーム連を連チャン中に2個以上取るだけで有利区間が切断でき、裏鷹狩りに移行するので、どこからでも捲るチャンスがあるゲーム性なのも人気の理由かもしれません。

 

そんな吉宗ですが、裏鷹狩りに突入するメインルートは先ほども少し書いた通り、

 

① エンディングボーナス消化後(有利区間切断時)
② 1ゲーム連を連チャン中に2個以上取る

 

となっています。

(通常時の一部で裏鷹狩りが飛んでくるみたいな話を見たことがありますが、確証がないので今回は触れません)

 

①の「エンディングボーナス消化後」は有利区間切断が確定するので、裏鷹狩りに突入するのも納得です。

しかし、②の「1ゲーム連を連チャン中に2個以上取っても裏鷹狩りに突入する」は、飲み込み具合によっては有利区間をわざわざ切る意味もないような気がします。

実際、ゴッドイーターみたいな台は差枚で有利区間を切断、またはフリーズを引かない限り神堕の可能性がありません。有利区間を差枚で切るために頑張っている部分があります。

 

それじゃあ低設定は夢も希望もねぇじゃねえか!

 

となりそうですが、今回はなぜ「1ゲーム連を連チャン中に2個以上」が裏鷹狩りの条件になっているのかを考えていきたいと思います。

 

あ、ちなみにこのブログを書いている時点で私は吉宗を打っていません。怖すぎます。

 

早く打てよ!

 

 

 

 

 

吉宗について

機種紹介

引用先:https://p-town.dmm.com/machines/4778

引用先:https://p-town.dmm.com/machines/4778

引用先:https://p-town.dmm.com/machines/4778

 

吉宗

型式名:L/ヨシムネS/SC2
メーカー:サボハニ(大都技研)
導入日:2025年4月21日
機械割:97.8~112.0%
タイプ:AT
AT純増:7.11枚

引用先:吉宗(スマスロ)パチスロ|設定判別・天井・ゾーン・解析・打ち方・ヤメ時

 

この台を知らない方のために簡単に説明すると・・・

 

■つまりこういう台■
ゾーンによって決められたゲーム数解除がボーナス放出のメインルート。

通常A/天国準備が~999G+α、通常Bが~465G、天国が~193Gとなっている。

前兆である「高確率」中は1/655のリーチ目役が出るようになり、高確率中に引けばボーナ確定。本前兆中ならBIGに書き換える。

もう一つの前兆である「鷹狩り」は、ボーナス期待度が69%。成功すればBIG+次回天国が確定する。

BIGは初代同様711枚。REGは72枚の獲得で終了。

BIG中は「7揃い」「純ハズレ」「JACのパンク」「JACゲーム中の俵8連」で1ゲーム連を獲得でき、1回のBIGでの1ゲーム連期待度は約20%。

1ゲーム連後の裏鷹狩り非突入時は通常B以上の可能性が高い。

 

レア役は主にゲーム数の加算抽選ですが、おまけ程度に捉えたほうがいいかもしれません。

BIG中にBIGの1ゲーム連を獲得すれば約1400枚が確約されるのは大きいですね。

それでも通常A天井1回分なんですが・・・。

 

 

なぜ裏鷹狩りの条件が1G連×2回分なのか

①朝イチ天国でBIG→1G連を2個取ると3個目取った場合711枚出せない

 

出玉試験のことは1回置いておきます。

前提として、スマスロもメダル機の6.5号機同様に差枚数+2400枚を出した時点で有利区間を強制的に切断しないといけません。

 

今回の条件である、

朝イチ天国(193G)でボーナス確定

BIGを引き1ゲーム連を獲得。

1ゲーム連のBIG放出で再度1ゲーム連を獲得。

1ゲーム連のBIGを放出。

 

を考えます。

 

吉宗は50枚で約33G回せるので、193ゲーム回すには約300枚程度必要になります。

46枚貸なら7000円ですね。

 

ここでBIGを引くと711枚獲得できます。(ボーナス確定準備画面があるので、ざっくり700枚で計算します。)

 

まとめると、

朝イチ天国(193G)でボーナス確定(差枚-300枚)

BIGを引き1ゲーム連を獲得。(差枚+400枚)

 

BIGの1ゲーム連を引いたので700枚加算され、

朝イチ天国(193G)でボーナス確定(差枚-300枚)

BIGを引き1ゲーム連を獲得。(差枚+400枚)

1ゲーム連のBIG放出で再度1ゲーム連を獲得。(差枚+1100枚)

 

ここでもう一度BIGの1ゲーム連を引いたので、

朝イチ天国(193G)でボーナス確定(差枚-300枚)

BIGを引き1ゲーム連を獲得。(差枚+400枚)

1ゲーム連のBIG放出で再度1ゲーム連を獲得。(差枚+1100枚)

1ゲーム連のBIGを放出。(差枚+1800枚)

 

もし2回目の1ゲーム連のBIGで、3個目が取れてしまったと仮定すると、1800+700で2500枚となってしまい、有利区間を貫いてしまいます。

 

朝イチ天国(193G)でボーナス確定(差枚-300枚)

BIGを引き1ゲーム連を獲得。(差枚+400枚)

1ゲーム連のBIG放出で再度1ゲーム連を獲得。(差枚+1100枚)

1ゲーム連のBIGを放出。(差枚+1800枚) ←ここが限界

1ゲーム連のBIGを放出。(差枚+2500枚?) BIGが強制終了してしまう。

 

そのため2個目のBIGが振舞限界となり、エンディングボーナスになります。

 

吉宗は次の1ゲーム連で711枚が払い出せなくなる時に振舞限界となるようです。

つまり1ゲーム連を獲得したタイミングで、差枚2400-711=1689枚を超えるのが確定すると、振舞限界になります。

極論、差枚+1689枚だった場合はまだBIG1個分の余力があるため、振舞限界にしなくてもよいということになります。この場合は追加で1ゲーム連を獲得したときのBIGがエンディングボーナスになります。

 

天国ループでBIGを叩き、かつ1ゲーム連を取ってないときの差枚数でしか考える機会がないので、あまり気にしなくても良いです。

 

結論として、朝イチから出っぱなしのこのパターンがある限り、裏鷹狩りの条件が1G連×2個分になっていると考えることができます。

 

 

 

②BIGが3連した時点で短期出玉試験に落ちる

初回がBIGだった場合

 

スロットは出玉率が決められており、その範囲内に収まるように設計されています。

簡単に言えば114.9%とかいうやつです。

 

自身1個目のブログでも書きましたが、出玉率は「段階的に」決まっています。

 

 

表の右側が、今回関係してくる「上限値」になります。

114.9%はあくまで17500ゲームの「長期試験」の話であり、ここでは400ゲームの短期試験に注目します。

 

6号機の短期出玉率は220%となっています。計算するとだいたい1400枚くらいになります。

つまり400ゲーム回して1400枚を超えていたらアウトとなり、その時点で試験から落ちます。

 

この400ゲームは長期出玉試験の17500ゲームどこの区間を切り取ってもです。

ただし、出ている区間だけを切り取っているわけではなく、通常時を含む400ゲームを1つの区切りとしています。

したがって1400枚を超える払出があったとしても、残りのゲーム数で1400枚未満にできれば問題ないということです。

 

 

ここで吉宗を考えます。

AT純増が7.11枚なので、これが本当であれば1回のBIGは100ゲームとなります。

ボーナス確定準備中を含め103ゲームと仮定し、1ゲーム連を2個取った場合のゲーム数と払出枚数をグラフにすると、

 

 

こうなります。

BIG3回分で306ゲーム(初回のボーナス確定準備中は除く)使い、残りを通常時にしても、1400枚未満にできません。すなわち試験からはグッバイ(不適合)ですね。

 

したがって、1ゲーム連を2個取った時点で試験からは不適合になり、どうでもよくなるわけです。つまり、

 

試験は落ちたから暴れまわったるわ!

 

ということです。初代リゼロがわかりやすいですね。

ただ、暴れまわりすぎるとホールにダメージしか与えないので、裏鷹狩りも出すぎない程度にちゃんと抑制されているはずです。

 

初回がREGだった場合

ちなみに初回がREGだった場合も、1ゲーム連を2個取っても裏鷹狩りに突入します。

この時のグラフは、

 

 

こうなります。

 

あれ、試験的には落ちて無くね?

 

となりそうですが、REGからの1ゲーム連はJACハズレ」「俵8連」になります。

俵8連する確率が1/256。そこから1ゲーム連をさらに1個次のBIGで追加。

やれるもんならやってみろ。って感じですかね。

 

大都の優しさを感じる・・・(白目)

 

 

(余談)1ゲーム連が1回の時に通常Bが選ばれやすい理由

せっかく短期出玉の話をしたので、1ゲーム連後が通常Bになりやすい理由も考えます。

BIGから1ゲーム連を取った場合、約200ゲームで1400枚出ることになります。残りの200ゲームは通常時(天国のゾーン)になります。

この時のグラフは、

 

 

こうなります。

短期出玉はクリアしているので問題なさそうです。

 

通常Bが選ばれやすい理由としては、おそらく天国まで回したときに、後365ゲーム回せば通常B天井になるので、打ち手が辞めづらいように設計したんじゃないかと思います。

 

通常B天井でREGを喰らい、次の天国まで見ると、出玉の半分以上が溶けますし・・・。

 

 

ちなみに仮に天国最深部でBIGだったとしても、初回のBIGは400ゲームからスライド(除外)されるので、短期出玉的には問題なさそうですね。

 

中期出玉試験(1600ゲーム)を考慮すると、通常Bの次は通常Aを選んできそうな雰囲気はありそうですが・・・。

 

 

 

今回はここまで。

 

吉宗って結構スマスロと相性が良かったんですよね。

とはいっても17500ゲームの間に、「1ゲーム連を1BIGで1個ずつ獲得」、「青7ダブル揃い」、「純ハズレ」、「JACの1パン」が出た時点で不適合が確定するので、試験中はお祈りだったと思いますし、結構な数落ちてきたんじゃないかと思われます。

ちなみに、大都技研の台は型式名を見るとなんとなく試験にどれだけ通したかがわかるんですよね。この話はどこかでしようかと思います。

 

仕組みをこのように紐解いてやると、意外と面白かったりします。

狙い目とかも理由づけになりますし。

 

 

なんでRISINGとか出したんですかね()

 

それ以上言うな。

 

 

次回はようやくボーナストリガーについて書こうかと思います。

 

私自身が開発者ではないので、間違いがあればご指摘願います。

 

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